沖縄本島の最北端に位置する国頭村(くにがみそん)は、手つかずの自然が色濃く残る「やんばる」の中心地。那覇空港から車で約2時間半の距離にあり、都市部の賑やかさとはひと味違う、ゆったりとした沖縄を楽しめるエリアです。本記事では、そんな国頭村のおすすめ観光スポット、イベント、グルメ、宿泊、交通手段などの情報をまとめてご紹介します。沖縄旅行を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。


国頭村で出会う「やんばる国立公園」の自然と世界遺産の魅力
国頭村は、やんばる地域の一つです。「やんばる」とは、漢字では「山原」と書き、山や森が広がる沖縄北部地域のことを指します。国頭村は、大宜味村(おおぎみそん)、東村(ひがしそん)とあわせて、「やんばる3村」とも呼ばれています。
やんばる地域には、「やんばる国立公園」があります。国内最大級の亜熱帯照葉樹林が広がり、公園内には数多くの動植物が生息しています。ヤンバルクイナやノグチゲラ、オキナワトゲネズミ、ケナガネズミ、オキナワイシカワガエル、ヤンバルテナガコガネなど、ここでしか出会えない固有種が多数確認されています。その多様性から「やんばるの奇跡」とも呼ばれ、やんばる地域を含むエリアは2021年、世界自然遺産に登録されています。
そんな「やんばる国立公園」内には、トレッキングやバードウォッチング、カヌー・カヤック、リバーウォーク、キャンプなど、様々なアクティビティを楽しめる施設がたくさんあり、おすすめの観光スポットと言えます。
基本情報
那覇空港からのアクセス
- 自動車での行き方:那覇空港から約2時間40分(沖縄自動車道利用)
- バスでの行き方:那覇空港から高速バスに乗車し「名護バスターミナル」下車(約100分)。名護バスターミナルから路線バスに乗り換えて「東村役場前」「大宜味村役場前」「辺土名バスターミナル」で下車(約40~80分)。
国頭村「やんばる国立公園」のおすすめ観光スポット4選
国頭村「やんばる国立公園」のおすすめ観光スポット4選
「やんばる国立公園」にはたくさんの自然を満喫できるスポットがあります。ここではおすすめの施設を4つご紹介します。旅の参考にしてみてください。
1.国頭村森林公園
世界自然遺産の入口に位置する国頭村森林公園は、「星と森のキャンプ場」とも呼ばれる自然あふれる宿泊施設です。公園内の散策路や東屋は、宿泊をしない人でも利用でき、バードウォッチングや森林セラピーなど、さまざまなアクティビティを楽しめます。観察小屋も整備されていて、自然探検が初めての人にもおすすめの公園です。公園内には「やんばる森のおもちゃ美術館」もあり、小さなお子さんがいるご家族にも人気です。
基本情報
住所 |
沖縄県国頭村字辺土名1094-1
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電話番号 |
キャンプ場:0980-43-0514
やんばる森のおもちゃ美術館:0980-50-1022 |
公式サイト | |
那覇空港からのアクセス |
・自動車:那覇空港から車で約2時間(一般駐車場あり)
・バス:那覇空港から高速バスに乗車し「名護バスターミナル」下車(約100分)。路線バスに乗り換え 「辺土名」で下車(約60分)。下車後、国頭村周遊バス。 |
開園時間 |
・国頭村森林公園
9:00~18:00(事務所営業時間は10:00~17:00) 定休日:火曜日 ・やんばる森のおもちゃ美術館 |
料金 |
・国頭村森林公園
散策路や東屋のみの利用は無料 ※夜間(18:00〜9:00)は宿泊者・アクティビティツアー参加者のみ入場可。 ・やんばる森のおもちゃ美術館 |
2.アスムイハイクス(旧・大石林山)
「アスムイ(安須森)」と呼ばれる四連の岩山は、琉球神話の神「アマミク」が先ず一番に創った聖地と伝えられています。その中腹に広がる森を、音声ガイドの案内で歩く「アスムイハイクス」。自然と神話が融合した神秘的な世界を体感できます。奇岩や巨石が林立する独特な景観はまるで自然の芸術。巨大ガジュマルや沖縄最大級のソテツ群生地など、豊かな自然の魅力も満載。コースは歩きやすく整備されており、ご家族で神話の森のハイキングを楽しめます。
基本情報
住所 |
〒905-1422 沖縄県国頭郡国頭村宜名真1241
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電話番号 |
0980-41-8117
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公式サイト | |
那覇空港からのアクセス |
・自動車:那覇空港から約2時間(無料駐車場あり)
※自動車を利用しない場合は、那覇空港から高速バスで「名護バスターミナル」下車し、タクシーを利用するのがおすすめです。所要時間は高速バスが約90分、タクシーが約30分です。なお、「名護バスターミナル」からの直行バスはありません。 |
営業時間 |
9:30~17:30(最終受付 16:00)年中無休
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料金 |
・大人:2,500円(15歳以上)
・小人:1,000円(6~14歳) |
3.辺戸岬(へどみさき)
沖縄本島最北端に位置する辺戸岬は、高さ20メートルの断崖絶壁が続く、息をのむような絶景スポットです。遊歩道が整備されていて岬の先端まで歩いて行けるため、琉球石灰岩の断崖に砕け散る白波の様子を間近で見ることができます。岬から見える雄大な景色は圧巻で、特に夕暮れ時の美しさは格別です。遠くには与論島や沖永良部島を望むこともできます。また辺戸岬は、沖縄の復帰への想いの象徴である「祖国復帰闘争碑」が建立されている、歴史的な場所でもあります。
基本情報
住所 |
〒905-1421 沖縄県国頭郡国頭村辺戸973-5
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電話番号 |
0980-43-0977(辺戸岬観光案内所)
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公式サイト | |
那覇空港からのアクセス |
・自動車:那覇空港から約2時間(無料駐車場あり)。
・バス:高速バスに乗車し「名護バスターミナル」で下車(約100分)。路線バスに乗り換え「辺土名」下車後、国頭村営バスを利用。 |
営業時間 |
10:00~17:00(年中無休)
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料金 |
無料
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4.ヤンバルクイナ生態展示学習施設(クイナの森)
国の天然記念物であるヤンバルクイナの生態を間近で観察し、学ぶことができる唯一の施設で、「安田くいなふれあい公園」内にあります。通称「クイナの森」とも呼ばれ、世界でここにしか生息しない飛べない鳥、ヤンバルクイナの生態を展示・公開することで、保護の普及啓発を行っています。
施設内には、実際に生息する環境を再現した観察ブースがあり、なかなか見ることができないヤンバルクイナを、ガラス越しに観察することができます。ヤンバルクイナについて深く学ぶことができる学習施設であり、お土産コーナーではヤンバルクイナの関連グッズも購入できます。
基本情報
住所 |
〒905-1503 沖縄県国頭村字安田1477-35(安田くいなふれあい公園)
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電話番号 |
0980-41-7788
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公式サイト | |
那覇空港からのアクセス |
・自動車:那覇空港から約2時間30分(無料駐車場あり)。
・バス:高速バスに乗車し「名護バスターミナル」で下車(約100分)。路線バスに乗り換え「辺土名」下車後、国頭村営バスを利用。 |
営業時間 |
9:00~17:00(最終受付16:30)
休館日:水曜日 |
料金 |
・高校生以上:700円
・小・中学生:300円 |
季節のイベントで国頭村をもっと楽しもう
国頭村では、季節のイベントも開催されています。地元の人とのふれあいやここでしか味わえない体験を通じて、よりディープな旅が楽しめます。
1.国頭村まつり(8月開催)
夏の風物詩として毎年行われている国頭村最大級のイベントです。毎年8月に開催され、2025年で第37回を迎えます。ステージでは地元の伝統芸能が披露され、屋台が立ち並び、夜には大規模な打ち上げ花火が夜空を彩ります。観光客にも開かれたイベントで、村民と一緒に過ごすひとときは、忘れられない夏の思い出になるでしょう。
基本情報
日程 |
2025年8月16日(土)・17日(日)2日間
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主催 |
国頭村まつり実行委員会
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開催場所 |
メイン会場:国頭中学校グラウンド(沖縄県国頭郡国頭村辺土名1463)
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那覇空港からのアクセス |
・自動車:沖縄自動車道許田ICから約50分(駐車場は主催者にご確認ください)
・バス:高速バスに乗車し「名護バスターミナル」で下車(約100分)。路線バスに乗り換え「辺土名」下車(約60分)。下車後、徒歩約5分。 |
2.国頭村産業まつり(1月開催)※昨年開催チラシ
国頭村産業まつりは、国頭村で例年1月下旬に2日間に渡って開催される、地域の交流と地元産業の発展を目的としたお祭りです。農産物品評会が開催されたり、国頭村産の新鮮な海産物や農産物を使った料理を味わえるフードコーナーが並んだりします。鹿児島県与論町など県外の交流地域からも特産品が出店するため、多様な地域の味を楽しめます。地元サークルによるステージイベントや、鮮魚つかみ取り大会も開催されます。
メイン会場は「道の駅ゆいゆい国頭」ですが、サブ会場の「鏡地パークゴルフ場」では国頭村産業まつり杯が、「国頭村森林公園」では森林セラピーツアーが行われます。
基本情報
主催 |
国頭村産業まつり実行委員会
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開催場所 |
メイン会場:「道の駅ゆいゆい国頭」(沖縄県国頭村字奥間1605)
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那覇空港からのアクセス |
・自動車:沖縄自動車道許田ICから約60分(駐車場は主催者にご確認ください)
・バス:高速バスに乗車し「名護バスターミナル」で下車(約100分)。路線バスに乗り換え「奥間ビーチ入口」下車(約50分)。下車後徒歩1分。 |
3.2026テーザー級世界選手権(2026年6月5日~12日開催予定)
「テーザー」とは2人乗りの小型ヨットのことです。「テーザー級世界大会」は、セーリング競技の世界大会で、2026年6月に国頭村で開催予定です。世界中から約100チームが参加予定で、国頭村の美しい海を舞台に熱戦が繰り広げられます。
基本情報
主催 |
2026 テーザー級世界選手権実行委員会
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開催場所 |
オクマ プライベートビーチ&リゾート(沖縄県国頭郡国頭村字奥間913)
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那覇空港からのアクセス |
・自動車:沖縄自動車道、名護東道路利用で約90分(駐車場は主催者にご確認ください)
・バス:高速バスに乗車し「名護バスターミナル」で下車(約100分)。路線バスに乗り換え「奥間ビーチ入口」下車(約50分)。下車後徒歩15分。 |
国頭村の地元グルメと特産品
観光の楽しみといえば、やはりその土地ならではの「食」と「手しごと」。そこで、ここからは国頭村の地元グルメと特産品の情報をご紹介します。
海の幸
周囲を海に囲まれている国頭村は、新鮮な海の幸が豊富です。特に、近海で獲れる魚介類を使った料理は、国頭村の食文化に欠かせません。マグロなどの刺身はもちろんのこと、郷土料理として魚を使った煮物や揚げ物なども人気です。
イノブタ

国頭村の代表的なブランド肉が「イノブタ」です。イノシシと豚を掛け合わせた品種で、イノシシの旨味と豚の柔らかさを併せ持つのが特徴です。臭みが少なく、あっさりとして赤みが濃いことから、その味は牛肉にも似ていると言われています。しゃぶしゃぶや焼肉など、さまざまな料理で楽しめます。
地元食材を使った沖縄料理

国頭村には、沖縄そばやチャンプルーなど、沖縄料理のお店もたくさんあります。道の駅や地元のお食事処では、国頭村の地元野菜を使った沖縄料理を味わうことができます。
お茶
国頭村は、お茶の産地としても知られています。日本一早い新茶として知られる「おくみどり茶」や、「からぎの木」を乾燥させた「からぎ茶」など数種類のお茶が栽培されています。
トロピカルフルーツ
国頭村の温暖な気候は、多種多様なトロピカルフルーツの栽培に適しています。パイナップルやマンゴーなどが有名ですが、冬にはポンカンとネーブルオレンジを掛け合わせた「タンカン」という柑橘類もお店に並びます。
トロピカルフルーツを使ったジェラートやスイーツのお店もあります。
スイーツ
国頭村で人気のスイーツと言えば、「クニガミドーナツ」です。地元の複数の洋菓子店が協力して作った名品で、きび糖の甘さとココナッツミルクの香り、もちもちとした食感が人気の秘訣です。その他にも黒糖餅や、おくみどり茶を使用したタルトなど、国頭村ならではのスイーツがたくさんあります。
やんばるクラフト
やんばるの豊かな森に恵まれた国頭村では林業が盛んに行われていますが、伐採した木は一部しか建築に使われません。そこで、余った木材を有効活用しようと作られたのが「やんばるクラフト」です。食器や小物入れ、置き物など、木の温もりを感じさせる、素朴で美しい作品がお土産品として人気を集めています。
コスメ
国頭村の自然由来の素材を活かしたコスメも販売されています。自然由来で肌に優しいと評判です。
これらの特産品は、道の駅などで購入することができます。訪れた際にはぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
国頭村ならではの体験ができる宿泊施設もたくさん
国頭村には、やんばるの自然を身近に感じられる宿泊施設が多く揃っています。次のように、さまざまなタイプの宿泊施設があるため、目的に応じて選ぶことができます。
■リゾートホテル

国頭村には、やんばるの森や美しい海に囲まれたリゾートホテルがあります。客室からは壮大な景観を眺めることができ、日常を離れた贅沢な時間を過ごせます。レストランやプール、スパなどの設備も充実していて、南国の地でリラックスすることができます。
■キャンプ場・コテージ

国頭村には、自然の魅力を存分に体感できるキャンプ場がいくつかあります。その代表的な場所の一つが「国頭村森林公園」です。「星と森のキャンプ場」とも呼ばれ、満天の星空のもとでキャンプが楽しめます。園内には天文台があり、星空観望ツアーや、豊かな森を歩く探検ツアーなど、多彩なアクティビティも用意されています。宿泊スタイルは、フリーサイトのほか、バンガロー、ツリーハウス、コテージ、森のキャビンなど多様で、炊事棟やシャワーといった設備も整っているため、キャンプ初心者でも安心して利用できます。
その他にも、国頭村には自然を肌で感じられるキャンプ場が点在しており、都会の喧騒を離れて静かな環境で心身をリフレッシュしたい方におすすめです。
■民宿・ゲストハウス
国頭村内には、アットホームな雰囲気の民宿やゲストハウスも点在しています。地元の方々との交流を通じて、やんばるの暮らしや文化に触れる貴重な体験ができ、いつもとはひと味違う、心に残る旅がしたい方におすすめです。
地元食材を使った手作りの食事や、オーナーが教えてくれる地域ならではの情報など、ホテルとは異なる温かいおもてなしが魅力です。
■貸別荘・コテージ
家族やグループでの滞在に人気なのが、貸別荘や一棟貸しのコテージです。広々とした空間で、まるで自宅にいるような感覚でくつろげます。自炊ができるキッチンが備え付けられていることが多く、地元の新鮮な食材を使って料理を楽しむこともできます。
国頭村のベストシーズンは?
国頭村は、一年中温暖な亜熱帯海洋性気候。年間を通して月間平均最高気温は20℃を超えるため、暖かい場所でのんびりしたい、という方にはぴったりです。
そんな国頭村で特にベストシーズンと言われているのが、7月~10月です。安定した天候のため、海や山などさまざまなレジャーを楽しめます。ただし、この時期は台風が発生・接近しやすい季節でもあるため、台風情報は要チェック。もしもの時に備えて対策を考えておくと安心です。
また、沖縄で「うりずん」と言われる梅雨前の3~4月も、過ごしやすい季節です。初夏の気候で、台風に見舞われる可能性も低いため、アウトドアにもぴったりです。
うりずん後の5月中旬~6月中旬までは梅雨に入ります。屋外での楽しみ方は限定されてしまいますが、オフシーズンにあたるこの時期は、旅行代金が安くなるため、コストを抑えて国頭村を楽しみたい方におすすめです。国頭村には屋内型の観光スポットもたくさんあるため、雨でも楽しい思い出を作れるでしょう。
11~1月の冬の時期になると、最高気温は高いものの、最低気温が10℃を下回る日も増えてきます。また、北風が強まるため、防寒グッズを準備して出かけるようにしましょう。
国頭村で海水浴を楽しみたいという人も多いでしょう。沖縄には複数のビーチがあります。遊泳可能な時期や時間帯はビーチごとに異なりますが、一般的には3~4月頃に海開きがあり、10月頃まで海水浴を楽しめます。オクマビーチのように、年間を通して遊泳可能なところもありますが、11月~2月までは海水の温度も下がるため、ウェットスーツを着たほうがよいでしょう。
車なしでも安心!国頭村の便利な観光交通
那覇空港から国頭村へ移動する際、利便性の高いレンタカーを利用する人は多いのですが、自動車免許を持っていなくても、国頭村の旅は楽しめます。国頭村では公共バスやオンデマンド交通など多様な移動手段が整備されているからです。ここでは、車以外の国頭村へのアクセス方法と、観光交通情報をご紹介します。
■那覇空港から国頭村への移動
那覇空港から国頭村へ向かう手段としては、高速バスと路線バスが便利です。那覇空港から国頭村まで直行の高速バスはないため、途中で路線バスへの乗り換えは必要ですが、それでも2時間40分ほどで到着します。高速バスは1日約20便あります(2025年6月27日時点)。
国頭村へのアクセス
那覇空港で111系統・117系統の高速バスに乗車(約1時間40分、2,230円)。終点の「名護バスターミナル」で下車した後、67系統の路線バスで終点の「辺土名バスターミナル」下車(約1時間、1,070円)。辺土名バスターミナルからは国頭村営バスで目的地に向かうことができます。
■国頭村内の移動
国頭村観光の際は、村営バスや周遊バスの利用が便利です。観光地へも簡単にアクセスできます。
国頭村の進化する観光交通 周遊バス・AIオンデマンドバスの詳細はこちら
・村営バス
辺土名から辺戸岬を経由し、奥までを結ぶ奥線と、辺土名と安田・楚洲を結ぶ東線という2路線があります。観光地を経由するため、多くの観光客が利用しています。いずれの便も1日2便しかないため、時刻表の事前確認は必須です。なお、両路線とも時刻表に載っている便の他に、10時と11時30分に予約制の便があります。電話で予約をしておくと希望の乗車地まで迎えに来てくれるため、とても便利です。
・国頭村周遊バス
2025年6月1日から12月14日まで、1日2便、国頭村周遊バスが運行しています。「道の駅ゆいゆい国頭」を出発し、「辺戸岬」、「安田くいなふれあい公園」など、人気の観光スポットを経由する周遊バスです。予約は不要、運賃は無料なので、気軽に何度でも乗車することができます。毎週火曜日・水曜日は運休していますが、賢く使えば便利でお得に国頭村観光を楽しめます。1日2便のため、時刻表を必ずチェックしておきましょう。
・新サービス「AIオンデマンド交通(くにがみAIバス)」
2025年6月1日から12月14日まで、オンデマンド乗合バス「くにがみAIバス」も利用できます。スマホアプリや電話で予約すれば、指定の乗降ポイントまで迎えに来てもらえ、AIを使って最短のルートで走行するため、効率よく目的地にたどり着くことができます。乗降ポイントは合計19ヶ所あり、主要な観光地がたくさん含まれているため、観光の際にとても便利です。こちらも毎週火曜日・水曜日は運休していますが、運賃が無料のお得な交通手段です。
バス停が近くにない場合や、短い距離を移動したいときには、「レンタサイクル」もおすすめです。「レンタサイクル」は、「道の駅ゆいゆい国頭」に隣接する国頭村観光案内所で自転車を借りられるサービスで、料金は4時間まで800円、1日(9~17時)なら1,500円です。受付は13時までですが、おすすめのコースを教えてもらうことができ、国頭村の風を感じながら観光したい人にとてもおすすめです。
国頭村で自然に囲まれる癒しの旅を
海、山、森、そして人の温かさに包まれる国頭村。自然豊かな観光スポットを巡りながら、地元の味や季節のイベントに触れる旅は、疲れた体と心を癒してくれること間違いなしです。都市部から少し足をのばすだけで出会える、もうひとつの沖縄。あなたも、国頭村でやんばるの静かな魅力に癒されてみませんか。

